もくじ
経理と総務の仕事の違いは?
経理と総務は同じ事務職ですが、仕事内容には違いがあります。
このページでは、総務と経理ではどんな所が違うのかを解説をしていきたいと思います。
まず、総務と経理の特徴を列挙しました。
会社を運営していく上で必要な連絡の調整や企画を行う部署。
社長とも関わる事が事が多い。
社外では電話でのやり取りをする事がほとんど。
全社員のいろいろな人とコミュニケーションをとる事が多い。
日程調整や備品補充など間接的な業務のサポートをする事が多い。
①利害関係者に向けた資料を作成するのが主な仕事。(利害関係者…社長、株主、従業員)
②部署から提出されたデータを加工し、まとめて、分かりやすく情報を伝える事が大切。つまり、過去に起きた事を正確に伝える能力が求められます。
③経理も部署以外と関わる事はありますが、大抵はお金について関わりのある部門に限られます。そのため、長年経理にいても関わらない部署もあります。
④ですので、営業部門の売上回収担当者、購買の発注担当者など限られた特定の人とコミュニケーションをとる事が多いです。
総務の具体的な仕事内容って?
総務の主な役割は、社長や管理部を含めた全社員に対して、円滑な業務のサポートを行うことです。そのため、業務の範囲は広くなりやすいです。
具体的な総務の仕事は、以下のものがあります。
社長や経営幹部の行動予定を把握
社長が会う取引先や外出先を聞いて、日程の調整や従業員への周知を行います。
部屋の準備や後片付け、送迎の手配なども一緒に行います。
社内規定や重要書類の管理
ある程度規模が大きい会社では、会社独自で定めたルール(いわゆる社内規定)が定められています。
この社内規定は、新規制定もあれば改定・廃止も行われ、放置しておくとぐちゃぐちゃになってしまうので、そうならないために総務が整理して管理を行います。
社員旅行や防災訓練などの企画と運営
部署の垣根を越えて全社で執り行う業務は総務が担当することが多いです。
社員旅行がある会社であれば、総務が企画・調整している事がほとんどです。
社内のネットワーク環境の保守・運営
今や、どの部署であってもパソコンを使うのが当たり前になりました。
それに伴ってパソコンの初期設定や社内ネットワークへの参加などITに関するインフラ部分については、総務が担当する事もあります。
専門的な部分は業者に任せますが、窓口となって対応するのも総務の担当となっています。
細かい雑用
物品の管理・補充や、お茶だし、掃除の担当決め…
このような細かい雑用も総務の役割です。
経理の人が総務の仕事することはあり得る。
会社の規模にもよりますが、社長の一声で経理の人が総務の仕事をする事なんて事は十分あり得る話です。
例えば、経理をしている人がパソコンやネットワークの関係に少し得意だった場合は、経理の仕事にプラスしてIT関連の仕事を任される事はよくある話です。
本人の経理がやりたい!という意志は、どうしても後回しになってしまいやすいです。
同じ会社の職場である以上、どんな業務をやるのかは周りの状況によって左右されることがおおいのが実情です。
さいごに
経理と総務の違いですが、まとめると以下になります。
関わる人
経理は特定の従業員
総務は不特定の従業員
業務の目的
経理は利害関係者に対して情報を発信する立場
総務は会社全体の間接業務を円滑に進めるために企画・運営する立場