観光地巡り

妻籠宿と馬籠宿の違いは?どちらがよいのか?それぞれの魅力を紹介。

やわめ
やわめ
妻籠宿と馬籠宿ってどう違うの?

どちらも観光地という事は聞いた事があるのですが、私自身お互いの宿場が近くにある事ぐらいしか分かりませんでした。

妻籠宿と馬籠宿は、何がどのように違うのかを調べてみました。

もくじ

妻籠宿と馬籠宿の場所

まず、それぞれの場所を見てみます。

現在、妻籠宿は長野県木曽郡南木曽町にあります。

また、馬籠宿は岐阜県中津川市にあります。

灰色の点線が岐阜県と長野県の県境ですね…!

馬籠宿の方もかつては長野県にありましたが、2005年に超県合併が行われた際に岐阜県に編入したそうです。

両方とも岐阜県にあると思っていましたが、それぞれの宿地は2つの県にあるのです!!

距離は約10kmとそれほど離れていないので、車であれば20分で移動できます。

中山道のハイキングコースとしても有名で、歩いている方もちらほらいます。

ハイキングだと2時間半~3時間が標準的な時間です。

そもそも中山道とは?

それぞれの場所から、中山道とは何だったのかを解説します。

中山道とは江戸時代に整備された街道の事です。五街道の内の一つとされています。

江戸の日本橋から京都の三条大橋までを結ぶ全長約530kmの街道として交通の要になっていました。この530kmもの街道に69か所の宿場が設けられました。

この69か所の宿場の中に妻籠宿と馬籠宿があった。という訳です。

古い町並みが残されているのはなんで?

かつては、江戸と京都の街道として人々の足だった街道も時代と共に衰退の一途を辿りました。

明治時代には、新たな道路や鉄道が出来き宿場の機能を失った事も中山道の衰退に拍車をかけたと言われています。

中山道の機能失った後に訪れた昭和の経済成長の中、いち早く地域で保全活動に取り組み始めたのが妻籠宿です。

妻籠宿は全国で初めて古い町並みの保存に取り組んだ町です。

その為、古い町並の状態が現在でも形を変えずにそのままの形で残されているのです。

どっちがいい?それぞれの良い所を解説

では、それぞれの宿場の特徴と良い所を解説していきます。

妻籠宿

妻籠宿は先述した通り、昔の街並みがそのままの状態で保管されているところが魅力です。

馬籠宿の様に坂道ではないので、ゆったりと歩くことができます。

宿場の通りを通ると、まるで当時にタイムスリップしたかなの様な錯覚を起こすという方もいらっしゃいます。

寺下の街並みなどにはいくつか食事処もあり、街並みを見て歩くだけでも楽しいです。

当時の面影を残しているままなので地味さもありますが、再現されたものとは違う本物の街並みを味わえる所が一番の魅力です。

馬籠宿

馬籠宿は石畳の坂道にある宿場で有名です。

坂道なので若干歩くのが大変!!

水を汲みにくい場所に位置している為、当時火災が起きた時に対応ができなかったため、焼失してしまったのが大部分ですが復元をして当時の面影を残しています。

妻籠宿と比べるとお食事処やお土産屋さんも多く、妻籠宿と比べると観光地のイメージに近い活発な所です。坂道から見下ろす街並みもとても奇麗なのも魅力なので、観光を楽しみたい場合は馬籠宿もおススメです。

文学界で名を残した島崎藤村の記念館も馬籠宿にありますよ。


余裕があれば両方いける!?

どちらが良いという記事に対しては野暮ですが、春から秋にかけては1回にどちらも行くという人も結構います。

妻籠宿~馬籠宿は10kmで当時の中山道を歩いてみたいという人や、ウォーキングがてら歩いている人もいます。

2時間から3時間ほどかかりますが、途中にトイレ・無料の休憩所やあり気軽にハイキングができる様に整備されています。

馬籠宿の方は妻籠宿より標高が高い(標高差約400m)ので、下るなら馬籠宿から出発した方がいいです。

さらに、8時30分から11時30の間に手荷物をそれぞれの案内所で預ければ、移動先までもっていってくれるサービスも春から秋の間では行われています。

普段歩かないという人にとってもとても歩きやすいので、歴史を感じがら旧中山道を歩いてみるのもいいかも知れませんね。

こちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。

今回は以上です!ご覧頂きありがとうございます。