最近では、本やブログなどで「つみたてNISA」や「個人型拠出年金のiDeCo」を推しているのをよく見かける様になりました。
私個人としても、投資することはお金に働いてもらい将来のお金を増やす有効な手段となるので賛成派なのですが、注意しなければいけない事もあります。
この記事では、つみたてNISAやiDeCoのデメリットを中心に投資をするにあたって注意すべきことをまとめました。
もくじ
つみたてNISAやiDeCoは老後の資産形成の為にある
投資をする上では目的を明確にしておく事が大事とされています。
投資初心者本でよく薦められているつみたてNISAやiDeCoは、投資信託を通じて長期的な運用利益から老後の資産形成をしましょう。と書いてあるものが多いです。
こういった投資手法は手堅いものあるのは間違いないですが、10年間コツコツ入金をし続けて1.5倍ぐらいを狙っていく…という投資手法です。
しかも、複利による資産増加を狙いとしているため、分配金という形での還元がなく再投資されてしまいます。
老後資金の蓄えに向いた投資手法なので、現役時代は1円の分配金もない中でひたすら入金をし続けなればいけないというデメリットがあります。
こういった事から、アーリーリタイアの為の投資向けとは言い難いものなのです。
投資は必要だと分かっていても、何故投資するのかまで把握していないと間違った投資をしてしまう可能性があります。
投資を行うにもお金が必要
もうひとつは、投資を行うにもお金が必要であるという点です。
将来の為に行う投資であっても、投資口座へ入金する時には身銭をきる事でお金が減ってしまう事はかなりのデメリットでしょう。
中には生活を切り詰めて苦しい状況になりながらもひたすら投資をしている方もいますが、今があまりにも苦しい状況だと、何のために投資しているか分からなくなり本末転倒になってしまいます。
まとまったお金がないと効果が薄い
投資による配当は率(パーセント)によって決まるので、入金した金額が多ければ多いほどもらえる金額も大きくなります。
そのため、1万円より100万円、100万円より1千万円の方が圧倒的に投資効率がいいのです。
世の中のお金持ちといわれる人達は投資によってお金を増やし、配当金で得たお金をさらに投資に回すことによって更にお金持ちになっていきます。
世の中の格差が広がるのはこの様な仕組みが大きく関係しています。
投資をするのはお金を得ることができてから
以上のことを踏まえると、手持ちにお金が無い状態で投資を始めても実際に実りになるのは10年後や20年後とかなりの時間を要することになります。
投資をする上で大事になのは、今までにどれだけ入金をしてきたかと、今手元にあるお金をどれだけ入金できるか(=入金力)にかかっています。
つまり、自分がどれだけの売上(収入)を得られるかがポイントとなります。
まずは、自分に投資をしてみよう
金融商品を投資に回すのではなく、自分自身の為にお金に使うと、結果的に投資するためのお金を多く得る可能性がでてきます。
10万円を投資して年6%の運用に成功したとすると、年6,000円の利益が得られます。
対して、10万円をセミナーや教室に通って仮に事業に成功したとすれば、年6,000円以上稼ぐことは決して難しい事ではありません。
この稼いだお金を投資に回していく…というのが理想的なお金の流れです。
将来的により多くの価値を生み出してくれるかで判断してお金を使うように気を付ける事が大切です。
まとめ
・流行りのつみたてNISAやiDeCoはあくまで老後の資産形成の為の投資。
・投資はどれだけ入金できるかが重要なので、投資するお金がない場合は収入を上げる事が重要。
・収入を上げる為に、金融商品に投資するのではなく自分自身に投資して稼ぐ量を増やそう。