サラリーマンとして会社に勤めている人であれば誰もが思う事。
昇給をする為に毎日一生懸命頑張っても評価されなかったりする事はザラですよね。
それだけではなく、本来自分とは関係がない部分や業績にも左右されて、賞与が下がってしまう場合すらあります。
何故、どれだけ頑張ってもなかなか給料は上がらない(むしろ下がる)モノなのでしょうか。
もくじ
給料は人を働かせ続ける為の必要経費
会社が利益を出し続ける為に必要なのが、私たちサラリーマンです。
サラリーマンには、月曜日から金曜日まで時間一杯働かなければなりません。
ただし、働いてもらうためにはサラリーマンがいつでも働ける状態を保つ事が必要です。
その為には、
・お腹が空かない状態を保つために食料費が必要。
・疲れをなくす為の居住スペース・家賃代が必要。
・取引先に悪い印象を与えない身だしなみやスーツ代が必要。
などのお金と休息が必要となります。
つまり、
という経費の積み重ねで決められているのです。
会社にとっては、月20万~30万と週2日の休みを与えれば永遠に働いてもらえるのでそれでいいわけですね。
つまり、成果・評価で給料があがるというのは誤った認識です。
反対のケース
例えば、仕事で失敗したとして会社に損失や損害を与えたとしましょう。
しかし、だからといってその月の給料が5万円になる訳ではありません。
月5万円で食事ができない・家賃も払えなくなると、働くことが出来なくなるからです。
大抵の場合は、今後の賞与や評価に影響してくる事になります。
つまり損害を与えれば減給されますが、労働者が生活できなくなるのは経営者としても困る為、20万円~30万円は会社にとっての必要経費なのです。
成果や評価による給料UPは、あくまでモチベーションを維持させる為の目くらましです。
給料は業種(専門性)と需要で決まる
サラリーマンが明日も同じ様に働いてもらう為のお金=給料ですが基準があります。
それは、業種による専門性と需要です。
例えば、病院に努めている看護師は一般的に通常の会社員より給料が高いと言われています。
これは、国家資格を持った看護師でないと務まらない事から希少性がある事と、看護師は世の中にとって必要としている人が多く需要がある仕事である事から、市場価値が高いとみなされる為です。
その結果、給料は高く設定されます。
市場価値がない仕事(誰でもできるor需要がない)=給料は低め
市場価値が高い仕事(出来る人が限られるor需要がある)=給料は高め
こんな感じで、業種毎に給料のベースの額はある程度決まっています。
同じ業種であれば、給料の額にそれほど差がないのはこの為です。
会社にとって給料をUPする理由もない上、ベースが決まっている中で給料UPを狙うのは至難の業と言えるでしょう。
給料を上げる為に必要な事
以上を踏まえた上で、給料を上げる為に必要なことは何なのでしょうか。
専門性をもった業種に転職する→△
更に言うと需要があるものが求められます。
しかし、専門性を持った業種につく為には、資格取得やスキルの習得の為にとてつもない時間と労力がかかる上、需要があるものは時代によって移り変わる事が多く予測がしにくい事を考えると、あまり得策ではないと個人的に思います。
今の職場で拘束時間を増やす→×
一番手っ取り早い方法だと思います。
ただし残業すれば、もらえるお金は増えますが拘束時間が長くなります。
サラリーマンは時間の切り売りである為、働いた分しか稼ぐことができません。
時間は24時間と有限なので、稼げる額にも限界があります。
そもそも残業時間が制限されている会社が多いし、残業を含めた額が働いてもらう為の金額である企業もあるので最悪だと思います。
さらにサラリーマンが貰う給料は稼げば稼ぐほど税金の額が上がるしくみです。
給料が上がったという実感が湧きにくいのです。
会社で得られるお金が有限である以上、会社で頑張るのは必要最低限に留め定時になったらさっさと帰るべきだと個人的に思います。
給料を上げるという考えは捨てて、別の収入源をつくる
サラリーマンが貰えるお金が給料である以上、手取りを増やす事は中々難しいです。
ベストな方法は仕事は最低限に留めて定時で帰り、空いた時間を使って副業を始める事です。
空いた時間を副業に使う事のメリットは主に3つあります。
①インターネットを使って副業する事で、特別なスキルが無くても気軽に始められる。リスクも少ない。
②時間を切り売りするサラリーマンと違い事業を行っているので、成功すればもらえるお金に制限がなくなる。
③副業で得られるお金にかかる税金はサラリーマンと違う為、税金を減らす事ができる。
超大事なポイントの為繰り返しますが、必要以上に会社に残り残業代を貰ったとしても、支払う税金が増えてしまいます。
給料としてもらう金額は、必要最低限に留めておくのが賢いお金の稼ぎ方と言われつつあります。
その代わりに空いた時間を活用して「自分の力で稼ぐための時間」を作る所から始めて見てはいかがでしょうか。