お金との付き合い方

家や車を買うと一生貧乏のまま人生を終えてしまう理由

貧乏よりも少しでもお金を持っていたいと思うのが世の常です。

ところが、日本では知らない間に貧乏の無限ループに陥ってしまう人が数多くいます。

その大きな原因の一つが「家や車を買ってしまう」事です。

家はローンの支払いが終われば自分のものになるし、マイカーは言うまでもなく自分のものだから別に貧乏とは関係ないのでは??

と思う人は要注意です。

なぜなら、個人で持つ家・車(マイカー)は新しいお金を生まないからです。

なぜ持ち家やマイカーを買う事が、一生貧乏のまま人生を終えてしまう原因になり得るのか。

そのことについて、解説をしていきます。

持ち家やマイカーはお金を奪っていく

会計上では資産と言われるのに、何故個人が持つと負債になってしまうのでしょうか。

それは「持っているだけでお金を奪っていくモノ」だからです。

言い換えると「持っていてもお金を生んでくれないモノ」と言えます。

空き家となった家を誰も相続したくない家を「負の遺産」と言ったりしますが、これは持っていても固定資産税や修繕費などの支払に追われるのが明らかな一方、自分の懐には全くお金が入ってこないから誰も相続をしようとしないのです。

これは、たとえ新築の家や新品の車であろうが本質的には同じ事です。

「持っている」ことには変わらないので、家を所有した時点でそれなりのコストを支払わなければならいのです。

ところが、持ち家は自分で住んでいるのでお金を生んでくれるという事はほぼありません。

つまり、家だから資産・車だから資産というのは間違っていて、「持っている事でお金を生んでくれるかくれないかで資産にも負債にもなり得る」のです。

・将来的に価値(お金)を生むもの→資産
・将来的に価値(お金)を奪っていくもの→負債

同じ持ち家やマイカーでも使い方次第で”資産”にも”負債”にもなる。
ただし、持ち家やマイカーの使い方は資産なる事はほぼない。

会計上で資産に分類されているのは、その会社が家(事務所)や車を所有する事で事業が収益を上げ利益として還元されると考えられるから資産として扱われるのです。

持ち家の弱点

持ち家を買ってしまうと、その時点で住宅ローンという負債を何千万と抱えてしまう為、資産形成には程遠い財政状態になります。事実上終わりです。

理由は2つ。

①お金を貸す銀行は、利子をつけて百万円単位の利息を付けている。

②販売会社である不動産会社は、高い販売手数料をローンに組み込んでいる。

この結果、待っているのは35年間に渡る毎月の支払いです。

こうなってしまうと身動きがとれなくなり、仕事での理不尽な要求や減給にもただただ答える事しかできなくなってしまうのです。

家を買うと転勤させられるという都市伝説的な話もあります…

毎月の支払いがある以上は、あくせく働くしか道は残されていません。

また、持ち家を売ろうとしても(損切り)を残るのは借金だけになる為、一度買ってしまうと手放す事すら容易ではなくなります。

世間では、「ギャンブルは損だからやる奴はバカ」とか「投資は損するのが怖くてできない」と言う人もいますが、家を買う事はそれ以上に負けが確定している博打をやっているのと同じです。

それでも、家族の為にそれなりの住空間や住まいを手に入れる事はできます。

ここに付け込まれているのが持ち家なのです。

マイカーは国の財源確保の為にある

車が無いと不便な所は仕方がないのですが、車は「走る税金」と言われるくらい税金を納めています。

自動車取得税(2019年に廃止予定だが代わりに消費税が上がります(^^))、車検時にかかる自動車重量税、5月末に支払う自動車…

とこれでもか!とばかりに税金がかかります。

車にかかる税金

車を購入する時にかかる税金

  • 自動車取得税
  • 消費税

持っているだけでかかる税金

  • 自動車税
  • 自動車重量税

ガソリンにかかる税金

  • ガソリン税(本則税率と暫定税率)
  • 石油税(地球温暖化対策税含)
  • 消費税

ガソリン税は、1リットルの半分程度の値段(140円なら70円)程度が税金で占められています。

ちなみに、よく言われている二重課税は自動車を買う時にかかる自動車取得税と消費税の事です。だから廃止されるのもありますが…

これらの税金は道路とかに使われている訳ではなく、主に医療や学校・福祉で使われる県の一般財源として使われています。

つまり、一般的に必要な財源まで自動車の所有者から頂戴しているのが自動車にかかる税金です。

ただ、所有する事で自由に移動できたり、家族との移動が楽になったり、友達に自慢できるという利点があるのも確かです。

これだけの税金を払っているのは知っている。それでも乗りたい・乗らないと生活できない。自慢したい!

という場合にだけ所有するべきでしょう。

車そのものの維持費もかかる

また、タイヤ交換や軽微な修理費等、車そのものの維持費も発生します。

事故が起きた時の為に保険にも入らないといけません。

新車で買っても、10年経つとちょこちょこと直したりする部分が出てくるので考えモノです。

必要が無い限り車を所有する事は避けておいた方が経済的には優しいでしょう。

保険

保険は一言で言うと、手数料が上乗せされた金融商品です。

特に貯蓄型の生命保険は手数料が高く、その割には貯蓄した分しかお金が戻ってこない事が多く損してしまう割合が高いです。

これは手数料を支払う事で、生命保険会社を養っているようなものです。

もしもの事があった時は、国の高額医療費制度があるため、保険に入る必要は全くありません。

自分で貯蓄をしていた方が余程ましなのです。

20代であればまず必要ないですし、家族がいる場合等、どうしてもという場合のみ手数料の低い掛捨型の保険を選ぶべきでしょう。

何故、都心に〇〇生命ビルという名前のビルが乱立しているのかを考えれば、一目瞭然です。

借金は返済を優先する

借金は資産所得の形成を妨げる一番の原因となります。

借金には借りたお金にプラスして金利が上乗せされていますので、それだけで生活を苦しめてしまいます。

私は奨学金の借金を400万円していましたが、その期間はほぼ株などの資産に投資するよりかは、奨学金を繰り延べ返済した方が確実に得をするので、こちらを優先していました。

ただ、お金が増える訳ではないので、資産を形成するという観点からはスタート地点にも立っていないのです。

奨学金の返済を通して、いかにローンを組むことが自由を阻害しているのか事を勉強する事ができたのでいい経験にはなったと思います。



マネーリテラシーを身に着ける

日本では教育においてお金に関する事を習う事がありません。

何故でしょうか??

それは、お金の勉強をしてしまうと誰も持ち家や車を買おうとは思わなくなるからです。

マネーリテラシーを身に着けないということはどういうことなのか…

それは、テレビドラマで放送されていた「女王の教室」が心に刺さります。

愚か者や怠け者は差別と不公平に苦しみ、賢い者や努力した者は色々な特権を得て、豊かな人生を送ることができる。

それが社会というものです。

(省略)

日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しくしあわせに暮らせるように、あなた達凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。

そういう特権階級の人達が、あなた達に何を望んでいるか知っている?

今のままずーっと愚かでいてくれれば良いの。世の中の仕組みや、不公平なんかに気付かず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら、上司の言うことを大人しく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険な所に行って戦ってくれば良いの。

テレビドラマ「女王の教室」から

女王の教室で言われる通り、日本では凡人がこぞって家や車を買わせて保険に入らせる。

そして、せっせと働いてもらうのが何よりも都合がいい訳です。

その為、義務教育ではお金の勉強をさせる必要はないのです。

「夢のマイホーム」「車は新車が当たり前」「家を持って一人前」

このような世間の常識や価値観に流されていないでしょうか。

何故ローンを組むことがなぜ一人前と言えるのか??

こういった価値観を押し付ける人はその答えがいえるのでしょうか。

「見栄を張る」価値観こそ負の遺産なのです。

現代では、人生の主導権は自分にあります。

周りに流されず、自分の価値観で考えて行動するべきです。