秋に訪れる最初の行事と言えばお月見ではないでしょうか。
お月見の時期になると暑かった夏も少しだけ和らいで、秋が来たなと感じる人も多いと思います。
でも、そもそも何故秋にお月見という行事があるのでしょうか。気になったので調べてみました。
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もくじ
お月見は毎年同じ日ではない?
私たちが見ているお月様は日々形を変えています。
ほとんど見えない月から、ちょっと欠けて、やがて満月になります。
そして、またちょっとずつ欠けてほとんど見えない月に戻ります。
この見えない月の状態から満月になるまでを日数で数えると約15日になることから「十五夜」と呼ばれるようになったのです。
十五夜は満月を意味しているので、1年間で12回十五夜(=満月)がやってきます。
12回ある十五夜の中でも9月の中旬から10月の上旬にやってくる十五夜は特別に中秋の名月と呼ばれ、お月見をするようになりました。
中秋の名月は旧暦の8月15日と決まっているので毎年同じ日ではなく、年度によって変わります。
2017年は10月4日が中秋の名月=お月見の日です。
何故秋にお月見?
先ほど、1年に12回十五夜が訪れると書きました。
どうして秋になったのでしょうか。
月の位置が関係
地球からお月様を見るときに一番見上げないと見れない時期は冬です。
そこから段々下がってきて、春には丁度よい高さになり見やすくなります。
夏になると春の時よりもっと下がってしまうので、低くなりすぎてしまいます。
夏を過ぎると、また月が上がり始めるので丁度よい高さになります。
つまり、冬と夏は月が見にくいのです。
空が澄んでいる
では、なぜ春じゃないのでしょうか。
春は太陽の日によって地面が温められて、対流が起きやすくなります。
その為、塵やほこりが舞いやすくなり空気が白っぽくなってしまうのです。
秋は冬に向けて日が短くなるため、地面が冷えて安定し塵やほこりなどがあまり舞いません。その為、空が澄んだ空気になりやすくなるのです。
また、「秋の夜長」と言われるように、暗くなる時間も長くなり月が見える時間もその分長くなります。
月が一番見やすい時期が秋という事ですね。
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お月見の日は何を食べる?
お月見と言えば、やっぱりお団子ですね。
しかし、元々は収穫を感謝する風習でサトイモや豆類の畑作物をお月様にお供えしたのが始まりとされています。
お団子をお供えする様になったのはその後の事です。
お米を使って月に似せた丸い団子を作りお供えするようになりました。
ですので、給食の献立などはサトイモを使った料理やこの時期によく採れる野菜などを使ったナスなどの料理が出される事が多いです。
収穫を感謝するという視点で考えると色々出てきそうですね!
まとめ
お団子を食べるだけがお月見ではないです。
お月見の由来と食べ物を知っているとより楽しめますね。
秋は1年の中で一番月が見やすい時期であり、気温も下がってきているのでのんびりと過ごすことができます。
秋の楽しみ方の一つとして楽しみたいですね。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございます。
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